生ゴミ処理機の基礎知識 No8
『おわりに 一小型生ゴミ処理装置の困難と魅力』
静岡大学工学部物質工学科 松 田   智
本書は松田先生の了解の基に生ゴミ処理機ハンドブック(静岡県環境ビジネス協議会発行)より転記しております

 生ゴミ処理メーカーは、全国に200社以上も存在すると言われている。市場に登場する生ゴミ処理機も数多く、出願されている特許数も万のオーダーに達する。しかし現時点で、これこそ「決定版」と呼べる機器は、筆者の知るかぎり存在していない。求められる要件が数多く、かつ厳しいからである。大型装置ならば可能なことが、家庭用機器であるためにできないことも多い。気固反応装置の一種として見た場合、小型生ゴミ処理装置は、設計・操作・制御、どの面から見ても一筋縄ではいかない難しい反応器である。しかし冒頭で述べたように、その開発の意義は大きい。今後、各メーカーが切瑳琢磨して、より性能の高い生ゴミ処理機が開発することが期待される。